でも、届く訳なくて。


手術室に累がはいって、



ピコーンとランプがついた。




それからは、あたしも

ママも
パパも
累の両親も、



すごく不安になって、無言になった



『助かる……、累は生きる』


潤んだ瞳は、なぜ潤んだかもわからず


ただ、ただ、



願い、祈り続けた