一ヶ月後、

僕が一人で家にいるとき

突然、飛鳥が僕の家に訪問してきた。


そしてこう告げた。



『雅也と付き合っている』


僕は頭の中が混乱した。


とりあえず『おめでとう』と伝えると

飛鳥は『ありがとう』とはにかんだ。



その笑顔が腹立たしかった。


あとで聞くと

飛鳥と雅也が付き合い始めた日は


僕が雅也に飛鳥のメアドを教えた日だった。