「何がすごいって?」

突然奏が話に入ってきた。

『ね、奏しってた?輝バスケしてて、奏のこと、関東とか全国で見たことあるんだって~!』


「あぁ!だからか。」


え?何が?!


「この顏、この名前。どこかで見たことあるとおもってたんだ。そっか~。だからか。勝負だね、レギュラー争い。」


納得したかと思ったら、いたずらっぽく言った。


『頑張ってね☆』


「「どっちが?!」」


へっ?
二人の声が重なった。

『ど、どっちも?』


"ふーん"というと、二人が顏を見合わせて鼻で笑った。


ワタシだけ話が読めなくて、全っ然おもしろくない!