「ほたるー、おくれるわよ?」

『はーい!』


"大事な日にはいっつもギリギリなんだから"ってお母さんが呟いたのが聞こえたけど、あえて気にせずに、朝ごはんのトーストを頬張った。


『お姉、変なとこない?大丈夫?』


「大丈夫。かわいいよ♪」


『ありがとっ☆いってきまーす!』


と叫んで、元気に家をとびだした。