「そ、それじゃあ失礼します!」
俺は慌てて保育園を飛び出しものすごい後悔に襲われた。家ならまだしも、あんなに人のいる場所で何やってんだ、俺は。
「おーい、待ってくれよ」
遅れて純太がやって来る。その顔はまだニヤけていた。
「海斗、お前何か変わったな」
「そうか?」
「ああ。キャラが変わった」
「うるせえ」
笑いながら純太は面白ろそうに言う。こいつ、俺を完璧にからかっている。
「俺買い物して帰るから」
「おう。俺も帰る」