「海斗…海斗…」
誰だ？母さん？いや、この声は…。
「海斗！」
声にはっと飛び起きると、すぐに激痛が襲った。何かに頭が当たったようだ。
「いって～」
「痛いのは俺だ！」
見ると、そこには父さんがいた。
「父さん…？」
不思議そうに見る俺を、父さんも不思議そうに見た。
「どうした？」
「何で父さんが…？俺…死んだんじゃ…」
「はあ？何で海斗が死ぬんだよ」
「だって…空悟を助ける為に魂を…」
「何言ってんだよ。空悟ならいるぞ」