ガチャ〜



「眩しッ……」


「美空!
目ぇ開けてみ?」


「わぁ☆
雲ひとつない晴天だぁ!!」


外ってこんなに気持ちよかったっけ?




違う。
屋上だからだ


それに
祐希といるからかな?




中1の時の事思い出すなぁ……





「美空!
早くこっち来い!

寝転がる方がもっと気持ちいーぞ★」



そう言って祐希は自分の隣をぽんぽんと叩いた。




そういう優しさ……
余計に惹かれるよ……





「よいしょっと。

ホントだぁ☆
すっごい気持ちいーね!」



「だろ?

俺さずっと1人だったんだ。

でもそういう時こうやって寝転がって広い空を見上げるとそんなキモチも吹っ飛ぶんだ!

世界中のみんなと繋がってるんだって……」



「祐希は1人じゃないよ?」


「えっ?」



「今までは1人だったかもしんない。

でもこれからは違う!!

私やめぐや直人クンがいるじゃん!

私はずっと祐希の味方!
1人がイヤなら私がずーっと傍にいるから。」



「美空……」





私ようやく分かったよ。

自分のキモチを押し殺した恋なんてそんなの恋と呼ばない事……



これからはしっかり自分のキモチを言っていこう。
それが恋だよね?