その時、
私の中で何かが切れる音がした。
ガターン!!
激しい音をたて、
私は勢いよく立ち上がった。
バチンッ
鈍い音と共に私は三原さんの頬を叩いていた。
三原さんが私を睨む…
それによって、今自分が何をしたかに気づく。
でも…
もう自分を止められないの…。
悔しいの……。
あなたにじゃなく、私自身に…。
「三原さん。
いくらなんでも言いすぎじゃない?
祐希…じゃなくて、阪田クンはもうあなたの彼氏なんでしょ?
だったらもう私に当たる必要無いんじゃないの?」
私と祐希はもう終わったの…。
今は2人が付き合ってるんだから私が口を挟むことじゃない。
祐希は三原さんを支えていた。
三原さんは泣いている。