「行こっか?」



「美空?
何か今日様子変だよ…?」




私……顔に出てる?



分かりやすいかな?




「祐希とりあえず行こっ?」



「お、おぉ。」




私は祐希の自転車に乗り走りだした。



「ねぇ。
祐希?どこ行くの?」




自転車は学校と真逆の方向に進んでいく。



どこ行くんですかぁ?




「川原だよ。
美空何か抱えてんだろ。

学校じゃ邪魔が入るし、
人気のねぇとこがいいじゃん?」




祐希……


ありがとう。



私のことよく見てくれてるんだね……。




「ほら。
着いたぞ!」