―春




それは、アタシを思い出させる日。





風に舞う花弁を掴みながら思う。






…一哉との思い出の場所だね




アタシの家。




離れていたアタシ達をつなげたんだよ?





まだ…覚えているかな?






自分でも、ニヤニヤと笑う。




あの頃も、今も、幸せだよ。