一哉は目を見開いていて。 その顔がたまらなく嫌で アタシは一哉の家を出た。 溢れだす涙なんてものは―なかった 一哉に言いたいことすべて言ったアタシ。 正直、後悔よりも今までの気持ちが抜けてスッキリしたほうが強い。 その後アタシは一哉に最初で最後のメールをした。 『ゴメン…でも疲れた。バイバイ 世宮舞花』 初めてのメールは 最後のメールでもあって