
- 作品番号
- 447791
- 最終更新
- 2018/10/15
- 総文字数
- 79,992
- ページ数
- 223ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 557,688
- いいね数
- 7
- ランクイン履歴
-
青春・友情9位(2010/08/11)
どうしても
忘れられない光景がある。
社会人になっても、
恋人が出来ても、
忘れられないもの。
心の奥に残る、
微かな痛みを抱えたまま、
今年も又、
忘れられない夏が訪れる――。
2010.07.10 開始
2010.08.05 完結
2018.10.15 再公開
オススメ掲載(青春・友情)2011/08/16~
この作品のレビュー
途中泣いちゃいました あぁ 続きが気になる とても心に残る作品でした ありがとうございました
途中泣いちゃいました
あぁ 続きが気になる
とても心に残る作品でした
ありがとうございました
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主人公の底抜けな明るさと、脇を固める人物達の優しさに思わず頬を緩ませながら、なんともテンポの良い恋話だなと読み進めて行くうちに、いつの間にかストーリーは主人公の秘めた過去へと辿り着く。
そこに待っていたものは、真直ぐな心を持つ高校生の主人公と、
それ故に、真直ぐに届けられなかった大切な想い。
この話は一見、主人公「亜弓」の恋の話のように思える。
けれど視点を変えてみれば、それはもう一人の少女「ハルカ」の、どうしても伝えたかった想いが描いた軌跡のようでもある。
彼女の心の隅にしまわれていた想いが、なぜ今、動き出したのか・・・
その理由を知った時、主人公は自分の心に真直ぐに向き合う勇気を得る。
大人になった少女が、大切な友人の為に手繰り寄せた小さな夏の記憶。
それはまるで、夏の風物詩と共に揺れる回り灯篭のように、儚く、温かく、美しい。
・
夏の思い出は、夏祭り。 大好きな人に、友人が告白をしたあの日。 友人に素直になれずに逃げたあの日。 笑顔で友人を送り出したあの日。 何年経っても思い出すのはあの日の苦く辛く切ない夏の日。 そんな思いを抱いたまま年を重ねた主人公。 好きな人も出来たし付き合ってきたし、そしてプロポーズだって。 だけどどこか心の中に残るあの夏の日が歩みを妨げる。 見えない思いは自分を殻に閉じ込めて、言えない思いは自分を偽って。 「頑張って」 その一言に込められる言葉に勇気を出して。 柔らかく切ない夏の思い出と、そして今と未来。 読後に爽やかな夏の終わりを感じる作品でした。 是非ご一読を。
夏の思い出は、夏祭り。
大好きな人に、友人が告白をしたあの日。
友人に素直になれずに逃げたあの日。
笑顔で友人を送り出したあの日。
何年経っても思い出すのはあの日の苦く辛く切ない夏の日。
そんな思いを抱いたまま年を重ねた主人公。
好きな人も出来たし付き合ってきたし、そしてプロポーズだって。
だけどどこか心の中に残るあの夏の日が歩みを妨げる。
見えない思いは自分を殻に閉じ込めて、言えない思いは自分を偽って。
「頑張って」
その一言に込められる言葉に勇気を出して。
柔らかく切ない夏の思い出と、そして今と未来。
読後に爽やかな夏の終わりを感じる作品でした。
是非ご一読を。
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