ただ今日は違った 「みんなとお別れできたか?」 「うん」 いつもはそんなこと聞かないのに心配してくれるのは真樹なりの優しさだろう 家に帰り着くと真樹はこっちを見た 「今日で終わりか…」 「うん」 何かもっと良い言葉を言えば良いのだろうけど考えつかなかった 真樹は笑って頭を撫でた 「まぁ大学が一緒だから関係ないか」 「うん」 真樹は笑いながら部屋に入った