だから、天然は困る。

このままいくと、マジで最後までヤりそうだったので、俺は絢から離れた。




少し絢が悲しそうな顔をした気がした。

えっ、マジで?嬉しいんだけど?



俺はイタズラに笑い、絢が弱い耳のところで少し刺激のある言葉を言う。


絢の顔は予想通り真っ赤に。

うん。やっぱ絢はこうでなくちゃ。



俺は保健室を後にした。

出ると、愛莉がいた。



少し目が赤い。泣いた?


「愛莉?」

「卓志!絢は?!」

「いるよ?お前さ、泣いた?」

「…っ、どうでもいいじゃん」


愛莉は顔を少し赤らめた。