「俺には好きなやつがいる。」


「じゃあ、私を好きになってくれるまで、アピールいっぱいして好きにさせるから。」



「それは無理。」



「何で?!」


まだ分からないのか。



「例え、お前の全部を見たところで好きにはならない。
それに、俺には今好きなやつしか眼中にないから。俺にはそいつしかいないから。」



「な、何よ!そんなにわたしが嫌なんですか?」



「ああ。」


はっきり言ってやるよ。

お前じゃ柏木の代わりは無理。



「俺以外にちゃんと恋をしろ。」



「先生なんか、もういいです!時間の無駄でした!ひどいですね!こんな可愛い子が告白してるのに!」


お前に絡まれてた俺の方が
時間の無駄だし、
お前よりも柏木が可愛い。



「ひどくてもいいから暗くなったから早く帰れ。」



「いわれなくても帰ります!」


勢い良く扉を閉めて、あいつは帰っていった。



柏木以外、教官室に入れるのやめよう。