私の願いが届いたのか雷は
まだ鳴ったり光ったりしてるから私はまだ先生の腕の中。


抱きしめられると、たまに
ポロッと先生への思いを口に出しちゃいそうになっちゃう。



「あ、そうだ。先生。」



「ん?」



「冷蔵庫にさっき3品作ったのが入ってるから食べてね。1週間くらいは持つと思うよ。」



「なんか悪いな。」



「ううん。大丈夫。でも食材少なくない?ちゃんと栄養摂れてる?」



「面倒だからラーメンとかマックとかが多いかな。」



「だめだよ!いつも食べてると体が疲れちゃうし体調も崩しやすくなっちゃうよ!」



「でも作るの面倒だし。」



「もう!じゃあ、私が定期的に作ってあげる!」



「え?」



「そんな生活じゃ、いつ体壊してもおかしくないし、先生も続けられなくなっちゃうかもしれないでしょ?
それでもいいの?」



「それは嫌だけど・・・。」



「じゃあ、自分で作れば?」



「いや、それは・・・。」



「じゃあ、健康的な食事になるには私が作るしかないじゃない。」


先生の食生活は乱れに乱れてて、私はさっきまでの涙はどっかに置いてきたみたいに先生の腕の中に包まれながら私が
先生をお説教している形に
なっちゃった。