「ゴホッ。そろそろ帰るか。」


仕事を片付けた先生と帰り支度をする。


・・・やっぱり顔色悪いな。



「先生、大丈夫?」



「ああ、早く帰るぞ。」


私は先生の横に並んで
教員用の駐車場に停めてある
先生の車に乗った。



「とりあえず、行くか。」



「うん。」


辛そう・・・。


熱あるんじゃないかなあ?






先生のマンションはオシャレでいつ見てもみとれちゃう。



「何階?」



「12階。」


エレベーターが12階に着くと
突き当たりの家が先生の家だった。




・・・がちゃ。



「おじゃまします・・・。」



「どうぞ。」



きゃー!ドキドキする!


でも今はそれより先生を休ませなきゃ。