「ごちそうさまでした~!」
そういって子供達は食器を
台所へ。
カレーは好評だったみたい。
「おいしかったよー。みおねーちゃん!」
「よかった!皆、お風呂入っておいで!」
「食器洗わなくていいの?」
「大丈夫!お姉ちゃんがやっておくから。」
「は~い!」
お風呂に入りに走る子供達・・・。
危ないなあ、もう。
残された私と先生。
流れる沈黙・・・。
私が食器洗いをしてる水音が
やけに響く。
沈黙を破ったのは先生だった。
「あんな大勢な子供達がいっぺんに風呂に入って大丈夫なのか?」
「うん。お風呂だけは唯先生の旦那さんのこだわりで温泉みたいに広いから。」
「すげぇな。」
また流れる沈黙。
「柏木は凄いな。」
「え?」
「あんな大勢の子供達をちゃんとまとめられてるしさ。」
「そんなの、先生も一緒じゃない。」
「いや、俺はまだまだ。」
「そうかな?先生はいつも皆の事よく考えてるよ。」
「そうか?」
洗い物が終わった私は先生の前に座る・・。
「疲れたよね?」
「いや、大丈夫。」
「先生とこんな風に話すなんて想像しなかったよ。」
「俺も。」
「今日は本当にいっぱいありがとう。」
「こっちこそ、ありがとな。」
「実をいうとね、一人だと大変だから先生がいてくれて助かったの。」
「役に立ててよかったよ。」
私たちの話は尽きなかった。
子供達が寝たらまた話そうね。って約束ができた。