先生が駐車場に車を停めてる間、私は駐車場の端っこで
先生を待つ・・。


いまさらだけど、私とんでもないことをしようとしてる?


先生にこんな事をしてもらえるなんて夢みたい・・。


やっぱり先生が大好き。


あの時に子供達に見せた
笑顔が頭から離れない。


あんな顔もするんだな。


新発見。



「・・ぎ、柏木!」



「きゃっ!」



「何度も呼んでるのに無視するなよ。」



「ごめんなさい・・。」



「いや、別にいいけどな。」



「でも、先生。本当にいいの?疲れてない?」



「ん?何で?俺は、お前達を
一人にはしておきたくないから全然大丈夫。」



「そう?あまり無理しちゃだめだよ。」



「心配しすぎだって。」



好きな人だから心配なの・・。好きだから・・・。



「よし、行くか。」



そういって、さっきみたいに
私の3歩先を歩く先生。


先生、ありがとう。