私の頭が今の状況についていけなくて困っていたら、先生の手がピクッと動いた。
「ん・・。柏木?
柏木っ!!大丈夫か?俺の事わかるかっ!?」
どうしてそんなに必死なの?どうして私をそんな心配した目で見るの?
「柏木?・・まさか俺の事分からないのか?」
「ううんっ!ちゃんと分かるよ。隼人先生。今の状況に頭がついていけなくてボーっとしてただけだから。」
「そうか。良かった・・・。あまり言いたくねぇけど、さっきの事覚えてるか?」
「・・うん。幻滅したよね・・?」
「幻滅?何言ってるんだ。そんな辛い過去を一人で抱えてたんだって思ったしみんな心配してた。
特に椎名は泣きながらあいつらに説教してたぞ。もう澪を傷つけないでってな。まあ俺の方が心配してたけどな。」
沙織っ・・!やっぱり最高の親友だよ。隠しててごめんね。会ったらちゃんと話すね。
先生・・ありがとう。
あなたの事やっぱり大好きです。
「話したくなかったら別にいいんだけどお前が抱えてる重い悩みを俺に話してほしい。少しでも軽くしてやりたいんだ。お前が・・」
「私が何?」
「いや、気にしなくていいよ。」
「・・うん。」
この人なら私の秘密を
話す事ができる?
弱さを見せても大丈夫?
「あのね・・」
私は重い口を開いた。