子供達が心配した目を向けたけど私は見ないで
自分の部屋に着くなりベッドに倒れ込んだ。


布団を深く被ってそして大声で泣いた。




本当は、もし会えたら再会を喜びたかった。

だって親だもん。

苦しみながら産んでくれたから嫌いになんかなれない。



甘いかもしれないけど嫌いにはなれなかったんだ。




でも会ってみると私の体と心は考えとは裏腹に、それを拒んだ。


ずっとずっと溜めていた思いが溢れたように私は言の葉を紡いでいった。



少しだけだけど期待してたんだ。


昔と何も変わらないママ達に会えるんじゃないかって。



でも、それは違った。




全てが変わっていた。



外見は昔のまま。



心は別人だった。




凄く今、孤児院を馬鹿にされて怒ってるはずなのに両親に
一体これまで何があったのか
心配してしまう。





両親を許せない気持ち。


両親を心配する気持ち。


両親と話したい気持ち。


両親と話したくない気持ち。




私の心は揺れた。