「・・・・・。」



「柏木、本当にごめん!いじめすぎた!・・・・・っ!?」



「いじめた仕返し・・・。」



「不意打ちはダメだろ・・・。」



「自分はいつも不意打ちなくせによく言うよ。」



いじわるな先生への仕返しに
私からキスをしてみた。


自分からキスするのって初めてだけど凄く緊張するし恥ずかしい・・・。


先生はきっとそんな事はないんだろうけどね。



「はいはい。」



「あ、ちょっと流したでしょ!」



「流してねーよ!」



「嘘だ~!」




先生とじゃれあってると
机に置いてあった私の携帯が鳴る。



ディスプレイには


【沙織】の文字。



「出なよ。」



「うん。・・・もしもし。」



『あ!もしもし!澪ちゃん?』



「沙織のお母さんですか?」



『ごめんね。急に電話して・・・・。』



「いえ。それは全然構わないんですけど何で沙織の携帯から?」



『沙織がいなくなっちゃったの!』



「・・・・え?」



『家から飛び出しちゃって澪ちゃんの所にいないかしら?』



「私はまだ学校なので・・・。」