「もしもし。」



『あ!もしもし!!澪?』



「どうしたの?」



『こんな時間にごめんね!寝てた?』



「寝てないよ~。」



『七夕デートどうだった?』



「そのために電話したの~?」



『メールでも良かったんだけど生の声で感想聞きたくて!』



「先生のお気に入りの場所に連れて行ってもらって天の川も初めて見れたんだ!」



『凄いじゃん!良かったね!
今は孤児院に帰ってるの?』



「今日は先生の家にお泊りだよ~。」



『え?!もしかして、おとりこみ中だった?』



「そんなわけないでしょ!先生は今、お風呂。」



『いいな~。お泊り。』



そうだ、沙織に相談してみようかな。



「沙織。」



『なに?』



「ちょっと相談したい事があるんだけど今しても平気?」



『全然平気!どうしたの?』