私は、もっと敬浩先輩の事が知りたくて。

哲哉くんと情報交換をするようになっていた。

ある日、私は友達と手紙を渡す計画を立てた。

もちろん、哲哉くん協力のもと、実行する予定。

『敬浩先輩へ
 いつもお世話になってます。
 妃芦花と、瀬知です。もし、よかったら
 メールしてください。待ってます。
 h.lave.t@dacomo.ne.jp』

アドレスは、私のを載せた。

敬浩先輩も、私と友達の瀬知の事は、なんとなくわかっているようだった。

それだけでも、嬉しかった。

それから、放課後。

哲哉くんから、体育館へ来いとの事だった。

言われたとおり、体育館へ向かうと、そこには敬浩先輩とその友達がいた。

本当に居た…。

けど、哲哉くんからの情報は嘘だった。

敬浩先輩たちは呼び出してないという事だった。

私たちは、先輩たちを階段へ呼び出した。