バシャ、シュー~♪

 水と炎が戦っている。

 まだ、火が優勢だ。

 
――まだ消えないの?――

 苛立ちさえ覚える。


 右も左も分からないくらい、消火活動に追われた。

 気が付いたら、火が消えていた。


「これはひどい。」

「すぐ呼ばなきゃ。」

 今度は、救急車をめぐって大混乱。


「生徒たちは部活に行って。」

 先生の声で、精華は体育館に戻った。