「ていうか城川レミってなんでこの高校来たんだろうね?」


「なんでっ?」


「だってお嬢様なんだから女子校とか頭いいとことかさぁ…」


「……ああ…」



確かに…

この高校は特別優秀なとこでもない。

そう言われるとそうかも。


なんていうか…

場違い?


って!城川さんに悪い!


……そんな城川さんも私の翔也を…


私の翔也?


なんて言える立場なの?
私。


本当にこのまま、


何もないまま私と翔也は終わっちゃうのかな?



遠距離だって乗り越えてきた。


不器用だけど、

お互い想いが繋がった。


そんなはずなのに。