翔也を公園に置いて走り出す。



翔也は私を捜してくれてた?

心配してくれてた?




ごめんね。

ごめん、翔也。

こんな私も悪いよね。




結局家に帰る。


家の中は暗い。



良かった―

まだお母さん帰ってきてないみたい。


泣き顔……

見られたら困る。




そのまま自分の部屋に入る。


ふと鏡を見ると瞼が腫れていた。


………ぶっさいく…


明日学校行きたくない。

っというか
翔也に会いたくない。




今日の出来事を思い返す。



翔也と城川さん…



……なんで…

考えたくないのに考えてしまう。






それもまた、悲しみから怒りに変わり始めて―



好きだけど…



自分でも、

よくわからない。



「また怒ってる……」


本当…。



泣いて怒って…


私ってなんなんだろ…