真っ暗な中。
私はいまだにブランコに座りながら、
ずっと空を見ていた。
翔也は私なんかより城川さんがいいのかな??
私に飽きちゃったのかな??
私みたいな子どもより、
城川さんみたいなキレイな人がいいのかなぁ??
頬を冷たいものがつたう。
今頃涙?
自分でも呆れる。
落ち込んで―
悲しんで―
怒って―
また悲しんで――
なんなの…
翔也はそんなヒドイ人じゃないってわかってるのに…
わかってたらこんな気持ちにならないよね。
じゃあ、
じゃああのキスは何だったのかな?
あの後翔也と城川さんは何をしたんだろう…
私は……
翔也の何なんだろう。