『わしゃしゃしゃしゃ』

私達の妙な笑い声が響く。



「あれ?もうこんな時間じゃん!私行かなきゃ!」

そう言って1番最初に別れたのは紗希。


昼休みもあと10分で終わり。




「じゃあ、俺も行こっかなぁ…」



横村君が空になった弁当箱を持って紗希を追う。




「……みんな行っちゃったねぇ…」



「うん…あ!私家庭の先生に呼ばれてたの忘れてた!ごめん!ちょっと行くねっ」



ひかりまで。




「えー!」




残ったのは私と翔也。





……まいっか…