「いってきまぁす!」 玄関前の鏡で全身をチェックしてから家を出た。 朝の空に右手をかざす。 太陽に反射して指輪が光る。 それと同時ににやける私。 「何笑ってんの??」 ……えっ?! ふと前を見ると、私と同じ高校の制服を着た翔也が立っていた。