「やばい、やばい、やばい、やばい……」 呪文のように呟きながら制服を着る。 初日から遅刻ってどーなのっ? でも逆によくない? って! いいわけあるかぁ!! 「唯、ご飯は?」 「いらないっ!」 もちろん、ご飯を食べる余裕なんてなく、急いで支度をして家を出た。