「何なの…!?
だけど翔也君だって本当はあんたの事好きじゃないんじゃ……」


「…好きだよ」



「「「!?」」」



「………翔也…」



そこには、いつの間にかひかりと翔也が立っていた。


……ひかり、ありがとう。


翔也を呼んできてくれたんだね。



「何してんの??
離して。俺の彼女。早く離してよ」


「……翔也君…」


焦る女の子。

そりゃそうだよね。

好きな人にこんなとこ見られて…。



ていうか…
“俺の彼女”って…

こんな時ににやける私。
1番おかしい…。


「……ごめんなさいッ…」


女の子たちは私を離すと急いで去って行った。