「うちらの翔也君とんないでよ!!!」


………え!?


「そーだよ!!他にも翔也君を好きな子はいっぱいいんの!!
なのにさあ!!あんたずるいよ!!」


気がつけば1人の子に襟を掴まれて壁に押し付けられていた。





でも…何も言えない。

振り払えない。


だってその子、


泣いてるから。