こうして、宴会わ幕を閉じた。


酔いつぶれていない下っ端わある程度片付けをしていて。


私と夜琉わ先に二階に上がった。


2人で総長部屋に入り、ベッドに腰掛ける。


「…ー由莉。」


「ん?」


「璃玖が言ったろ?伝説が始まったって。」


「あー言ってたね。」


「璃玖わ、その事をただ伝えた訳じゃない。」


「…。」


「『伝説が始まった』って事わさらに由莉の事が広まったって事だ。」


「うん…。」


「だから…由莉わさらに危険になったって事だ…。」


苦痛に顔を歪めながら言った夜琉。
夜琉のそんな顔を見ると、私まで辛くなる。


「うん。分かった。」


「わりぃ。俺のせいで…。」


夜琉わ少し震えている指を私の頬に当てた。