突然顔を上げた弘樹わ


「昨日家に帰ったんだ。」


と嬉しそうに笑った。


「そしたら、灰皿投げられた…ハハ


思いっ切り、だからこんな痣になった訳。」



「…。」



「もちろん母親わ発狂した。

でもー‥


『ごめん、母さん。でも俺わあんたに愛されたかったー‥。だから、戻って来たー‥』


そう言ったんだ。
別にこんな事言うつもりじゃなかった。そんな事思った事もなかった。


けど母親見たら、自然と出た言葉なんだー‥。」