冷たく笑う弘樹わ怖いー‥
目が怖いー‥
知らせた過去よりも、母親を心底憎んでいる目が怖かったー‥
「『理人‐マサト‐』って言いながら近づいてくる母親が気持ち悪くて、家を出たー‥。
理人わ俺の父親だ…
それから、女が嫌いになったー‥
女なんて消えればいいー‥。」
冷たくいい放った弘樹に寒気を感じ、言いようのない恐怖心がつきまとう。
それを感じとった夜琉わ優しく耳元で『大丈夫だ。』と言ってくれた。
「『自分だけが不幸だなんて思わないで。弘樹わ今から愛することもできるし、愛されることもできるのよ。』
由莉が言ったこの言葉と由莉の過去に、自分が逃げて居ることに気づいたんだ。」
そう言った弘樹わ優しく笑った。今まで見たことのないような穏やかな顔。
弘樹わきっと前に進んだんだと思ったー‥