本当に長かったんだと思う。
「…弘樹。」
夜琉のハスキーな心地よい声が弘樹の名前を呼んだ。
「あ?」
「お前わ、どうしたい?」
意味の分からない事を口にする夜琉に弘樹わ一瞬目を大きく見開かせ
「フッ」
と笑うと
まじお前にわかなわねぇよ。
と、呟いた。
真剣な目をする夜琉に視線を合わせる事のない弘樹ー…
顔を少し俯かせると大きく息を吸い込み覚悟を決めたのか、ゆっくりと口を開いた。
弘樹の口から発せられた言葉に、頭を強く殴られたかのような衝撃をうけたー…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…