ラッピングをしてもらっている間は店内を見ていて、店員さんが持って来た弘樹へのプレゼントを持って店を出た。


「早く決まったし、どこか行きてぇとこあるか?」


と聞いてくる夜琉。


大丈夫かな?
と思いながらもデート出来る事に浮かれていた。


「行っても大丈夫?」


「ぁあ、気にすんな。」


「じゃあ…カラオケとか喫茶店がいい。」


「…。」


やっぱ…嫌かな。

夜琉とか五月蝿いところ嫌いそうだし…


「やっぱい「どっちだ?」


「え!?」


「カラオケか喫茶店だろ?」


「夜琉、嫌じゃない?」


「なんでそう思う?」


「五月蝿いところとか嫌いそうだし。」


そう私が言った時、夜琉は小さく“ふっ”と笑った。