「南ちゃん!!

その言葉結構言われるんだけど、

私と勝也は本当にただの幼なじみだから安心して!」


私のその言葉を聞いた南ちゃんが、

ハッとした顔をした。

「私…なんかごめんね!!

変なこと聞いちゃって!!!」

「全然いいよ!!

私は二人のこと応援してるから!」

「ありがとう春菜ちゃん!」


私は南ちゃんに手を振ってその場を後にした。





南ちゃんは本気で勝也が好きなんだ。

私が康介を想う気持ちと一緒。

私と南ちゃんは同士だ。




「あ…そう言えば。」


私は康介に電話をした。

何も言わずに勝手に帰っちゃうなんて、

ひどい。



「ーおかけになった電話番号は…」



「は?」



何度かけても、

「ーおかけになった電話番号は…」

になる。








どうして!?