結局、

ホームルームが終わってからも康介からは何も言われず、

授業が始まってしまった。

私はずっと気になっていた。

むしろちょっっだけ怖かった。




3時間目の途中、

康介からメールが届いた。

【朝言いかけたこと気になる?】

!?

思わず康介を見てしまった。

康介はニヤつきながら私のことを見ている。



「なに?」

言葉には出さなかったが、

表情で康介に訴えた。

そしたらまたメールが。







【俺ら、

付き合うか。】











はい?





付き合うかって、

私と康介が?






え?






なになに?








ドッキリ…?










【答えは?】





さらにまた康介からメールがきた。






答え…?






そ、





そんななもちろん…、





「付き合う…。」



私の言葉に、

クラスの皆が振り向いた。

静かだったクラスが、

一気に騒ぎ出した。



「だからメールで言ったのに。」

康介が小声でそう言いながら、

みんなと一緒に笑った。


「え?なに?なに?」



とうの私は、

現状を把握出来るのに、

もう少し時間がかかりそうだ。