「落ち着いたか?」 「はい…。」 あれから何時間たったのか。 ずっと泣きっ放しだった。 「今…何時ですか?」 「8時半。」 「お兄ちゃん…心配してるかな…。」 「家まで送るよ。連絡しろ。」 「はい。」 携帯を取り出すと、着信20件の数字がでてきた。 「やばい…。」 「ほら。出発するぞ。早くしろ。」 「あ、はい…。」