男の動きが止まった。 「ハァハァッ…?」 呼吸が苦しい。 「お、おまえ!!誰だ!」 男が慌てて立ち上がる。 「俺か?俺はこいつの恋人だよ。」 …聞いた事のある声。 「はぁ?何言ってんだ。いいか、この場を今すぐ立ち去らないと…」 ドゴォ!! 「ガハッ…。っ貴様…。」 「こっちの台詞だ。早くこの場を立ち去るんだ。」 「ひ、ひぃ!!」 男は醜く去っていった。