唯ちゃんのお腹の赤ちゃんは順調に育っていた。 優介君は結婚を決意し、大学に行きながらも大工をしている。 木崎君。この人は私と浩太が許した。 だって、人を愛する気持ちは、私達が一番よく知っているから。 それに、悪気があった訳じゃないらしいし。 いいんだ。これで。 みんなが大人になっていく。 わたしももうすぐ介護士。 道が見えてきた。