♪√!!

♪√!!!


ガンガン響きわたってくる音楽を体全身で必死に受け止めながら、私は今踊ってます。




「あ!!あそこ黒人いるじゃん♪

声かけてこようかな〜」


ウチがクラブに来るんは今日で3回目。

ウチの大好きなレゲエのイベントって聞いて思わず"行く!!"って言ってしまったんだけど…

やっぱりこういうところは慣れないなぁυ


みんなには"意外"って言われるんだけどね。


「まあさ〜……」


爆音で何を言ってるのかさっぱり分からない;;;

とりあえず頭を縦に振ると、外国人好きの麻衣が前の方で人ごみを掻き分けさらに前に進み出した。


「ま…待ってー…

ま、いっか。」


どうせ外人さんに声かけに行ったんだろうし。


ちょうどそのとき、ウチはDJの流す曲に惹きつけられ、思わず足を止めた。

これ…私の好きな曲だ!!

めちゃ嬉しくて、心の中でキャーキャー言っていた。
早く麻衣帰ってこないかなぁ〜

誰かに話したい!!


もちろんひとりじゃ恥ずかしくて踊れないυ


気づいたらなんだか徐々に後ろの方に押し流されて行って、DJから離れてしまった。


途端に曲は擦られて次の曲へチェンジした。