私は、中2の時、同じ学年の野球部の男の子を、好きになった。

日焼けした小麦色の肌に、
白く光る白い歯。

彼は、夏の太陽のように、明るくって、爽やかだった。


野球部のマネージャーだった、あの子は、きっと、私の気持ち、知っていたと思う。

私の気持ちを知っていて、あいつは彼と付き合い始めた。

失恋?

そう言えば、そうかもしれない。

彼と話す機会がなかった私。

部活の時間は、ずっと、彼と一緒に居られた彼女。

彼の彼女になれなかったこと、

マネージャーっていう立場を利用して、彼に告白した、彼女のせいだと思った。