ここは駅から続く遊歩道。光と廼斗が連れ立って歩いている。


「でも変だったわよ? 全く周りの音が聞こえなくなったんだからっ」


「それは変だと思うけど……。大体さあ、なんで光(ヒカリ)が付いて来てるんだよ」


「あら、廼斗(ナイト)。私のこと光って呼んだ」


 廼斗が開校記念日を使って『大恐竜博』に行くというのを説子経由で聞き付けた光は、まんまと押し掛けデートに成功していた。

いつも通りの超ミニからスラリと伸びた長い足。くびれた腰と、程好く発達した胸を強調するチューブトップ。シースルーの白いブラウスが、下卑たエロさにならないように露出度を抑えている。