「ああそうですよね。肖像権とか有りますからやっぱり一言お断りするべきでした。実は我が美術部の企画でですね『青春の一こまフォトコンテスト』を行っていまして俺は勿論青春真っ只中で光輝く朝日光さんをターゲットにもがががもが……」


「すいませえん。こいつ、根は悪い奴じゃ無いんですが、如何(いかん)せん喋り過ぎで……」


 潮に口を塞がれ光から引き剥がされた疾風は「折角朝日さんとお喋りしていたのにナンテことしてくれちゃってるんだ牛くん!」と抗議中だ。


「あら、私から喋り掛けたんだから大丈夫だったのに」