雪色の囁き ~淡雪よりも冷たいキス~

恋愛(その他)

雪色の囁き ~淡雪よりも冷たいキス~
作品番号
446397
最終更新
2025/02/16
総文字数
58,853
ページ数
126ページ
ステータス
完結
PV数
126,885
いいね数
12



もし、私の心を白くする力があるなら

雪みたいに真っ白で
純粋な色に変えてください…


そう願えば願うほど、
黒く汚れていった


ただ、貴方の好みに
近づきたかっただけなのに


*


降りしきる雪が
全て融けきったあとに残るもの、

それは――



*


改稿中
あらすじ
専門学校生の紗矢花は会社員の黒瀬響と付き合っている。けれど他に女の影があり、何度も別れては、またよりを戻すという不安定な関係。ある日、兄のように慕うピアニストの遼に突然キスをされ、異性として意識するようになるが……。

この作品のレビュー

★★★★★
2016/05/13 02:15
投稿者: 朔真ゆず さん
ネタバレ
切ない思いの行く先には

紗矢花をただ、ひたすら思い続ける遼。
女の影を感じながらも彼氏を思う紗矢花。
お互いただ、好きなだけなのに。どうしてこの思いは交わらないのだろう。
『好き』だという言葉は交わすのに。

切ない思いをどうしても押し殺すことができない。

彼氏の響と付き合いながらも遼とも関係を持ってしまう紗矢花。確かにズルい。だけど、自分の気持ちが分からなくて、絆されてしまうことはわからなくもない。
文章の描写一つ、一つがとても綺麗で切なさと儚さ、そして辛さがとても伝わってきます。

紗矢花と遼の関係はかなり胸を打つものがありますが、だからこそ二人の恋の行方にぜひ注目してみてください。

レビューを見る
★★★★★
2016/05/11 23:27
投稿者: 百瀬七海 さん
ネタバレ
もどかしい二人の切ない関係

相手を大切に想うからこそ、手を出せなかったり、自分の気持ちを伝えられなかったりすることがあります。
ずっと大切に心に隠し続けてきた恋心。

“彼”が迎えにくるまでと、限定で続けられる遼と紗矢花の関係は切なすぎます。

それでも、ゆっくりとお互いの気持ちを思いやり、離れた二人。
失って初めて気づくのは、相手への深い想い。

もどかしくて切ない。
だからこそ、大切な人にはちゃんと、自分の気持ちを伝えようと思いました。

完結お疲れ様でした。

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