突然泰稀が話に割ってはいってきた

「おー…そうじゃったな。じゃあ本題に入るとするかな」



『(泰稀ナイス!サンキュー)』



「(どういたしまして)」


私はじぃちゃんにバレないように泰稀に合図を送った
やっぱ泰稀はいいやつ!


「突然じゃが…梓。この高校は知っとるの?」



そう言って一冊のパンフレットを出してきた

『《珮縲はいるい高校》…』


「珮縲高校!?」



『泰稀知ってんのか?』



「梓知んねぇの!?珮縲高校って言ったら関東No.2、3の族がいる高校だぞ!」



『No.2、3って《龍光》と《麗虎らいこう》!?』



「お前一応1年前まで総長やってたのに知んなかったのか?」

ムカッ…



『知んなくてわるかったねっ!』


泰稀の発言にムカッとしたのでおもいっきり殺気を出してにらんでやった



「(コワッ!)」



青ざめてやんの!
ざまーみろ!!!


『…でじぃちゃん。その高校がどうしたんだよ』



「あぁ…梓と泰稀にはその高校に転校して欲しいんだ」

転校…?

『なーんだ。そんなことなら…って『「はぁ!?」』


今日はかなり泰稀とハモるなぁ…



『何で転校なんだよ!それにこの高校男子高だろ!』


「そうですよ。梓だって一応は女なんですよ」



バシッ…


「いってぇ…」


おもいっきり泰稀の頭を殴った



『泰稀。誰が一応女だってぇ…?』



「ゃ…別に…」



『泰稀。後で覚えてろよ』



「…マジで」



同然私のこの一言で一瞬にして真っ青になった泰稀でした