反論している2人を残し私は倒れているクラスメールの1人に声をかけた


『清水…ゼッケン貸せ』

「でも…瀬縋達まで怪我する…かもしれない…」


こいつは良い奴だな…
そう心のそこから思った


「俺達は負けねぇよ。それにお前らに心配されるほど弱くねぇよ」


自信満々に言った龍翡に少し苛ついた


「そんなに自信があるなら賭けをしよう」


突然切り出した教頭


『賭け?』


「お前らが負けたらあの時の事土下座して謝ってもらおう」


「な!誰がてめぇなんかに頭下げるかよ!!!」


「ほ〜…勝つ自信がないのか?」


教頭は今まで以上に嫌みたらしく言った


「はぁ!?んな『わかった。』
葵!」


『その代わりそっちが負けたら教頭…何でもしてもらうから』


「何だと!」


嫌みたらしい顔から一変焦り顔になった


『当然ですよね。俺達のチームをこんな目に合わせたんですから…それともさっきまであんなこと言ってたのに…勝つ自信がないんですか?』


私は怒りを抑え静かに嫌みたらしく教頭に言った

「ヒュ〜♪やるなぁ葵」
「どうすんだよ?教頭」


「いいだろう。こっちのクラスが負けるわけがない!」


『じゃぁ決まりだ』


そうして私達2ーDと2ーAのバスケ対決が始まった…―